学術集会・セミナー

第2回総会(1998年)


会長 石 塚 雅 章 
微生物化学研究会附属化学療法研究所 

第2回がん分子標的治療研究会総会は1998年6月4-5日、昨年と同じ東京渋谷、日本薬学会、長井記念館にて開催いたしました。それぞれ2題のシンポジウムとワークショップ、5つのセッションで一般 口演、ならびにポスターセッションが行われました。総演題数が74(内ポスター11題)、参加会員数は約250名で2日間、熱心な討論が行われ盛会でありました。

本会は設立の趣意書に述べているように、「がんに特徴的な分子の機能を解明し、その分子標的にたいして特異的な治療を考える」とあり、その目的はあくまでも治療を目指しているのであります。そこで今回は臨床の場からの問題提起を意図してシンポジウムに前立腺癌と肺癌を採り上げ、それぞれのテーマに対して島崎淳先生、西條長宏先生に、その永い御経験と深い学識から興味あるお話を頂きました。いずれの疾患も今後増加することが目されており、このシンポジウムでの討論を期にこの分野での分子標的治療研究の進展を期待したいと思います。ワークショップ「抗転移物質」ではマトリックスメタロプロテアーゼの阻害剤が治療の場に現れることが予想されその成果 が待たれますが、この他にも血管新生とマクロファージとの関連など興味を惹く演題がみられました。ワークショップ「選択性に優れた生理活性物質」ではレプトマイシンの作用機構、Dolastatin10の誘導体、IL-6活性阻害物質などの活性など、今後、その研究の発展に期待がもたれる発表が相次いでなされました。その他、各セッションにおいても本文中に各モデレーターの先生方が述べているように優れた報告が数多くなされ、年々、この分野の研究に確かな進歩がみられることを示しております。

おわりに第2回研究会総会開催にあたり、御協力御助言を頂いた鶴尾隆先生、会の運営について数々の御指導を頂いた矢守隆夫先生、各セッションのモデレーターの先生方、就中、御多忙中にも拘らずシンポジウムで御講演頂いた、島崎淳先生ならびに西條長宏先生に感謝いたします。また会が盛会裡に終えることができたのは、勿論、優れた演題を発表された先生方のお陰であります。ここに謝意を表する次第であります。

来年、第3回は桑野信彦先生を会長に九州で開催されます。さらなる進歩を目指したいものです。また九州でお会いしましょう。

 


 

日時 1998年6月4日(木)-5日(金)

会場:日本薬学会長井記念館

プログラム

第1日 6月4日(木)
8:00  受付開始
9:00~12:00  研究会午前の部
12:20~13:30  昼食・幹事会・総会
13:50~18:00  研究会午後の部
18:30~20:30  懇親会

第2日 6月5日(金)
9:00~12:20  研究会午前の部
12:30~13:20  昼食
13:30~14:00  ポスターセッション
14:00~17:30  研究会午後の部
17:30 終了

 


 

発表演題一覧
シンポジウム 1  肺癌の化学療法と標的
シンポジウム 2  前立腺癌の化学療法と標的

ワークショップ 1 抗転移物質
ワークショップ 2 選択性に優れた生理活性物質
セッション 1   アポトーシス、細胞骨格
セッション 2   分化誘導、腫瘍免疫、遺伝子治療、ミサイル療法

セッション 3   転写因子、DNA複製・修復、テロメラーゼ活性

セッション 4   耐性・感受性因子

セッション 5   癌遺伝子産物、シグナル伝達系、細胞周期
ポスターセッション

 

シンポジウム1 肺癌の化学療法と標的

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肺癌の化学療法と標的  

S1-1 肺がん化学療法とその問題点
○西條 長宏
国立がんセンター

S1-2 小細胞肺癌細胞を用いた抗がん物質のアポトーシス誘導機構の解析
○井本 正哉
慶応義塾大学理工学部応用化学科

S1-3 野生型p53遺伝子導入による肺癌の耐性克服
○中西 洋一、高山 浩一、尾崎 真一、川崎 雅之、原 信之
九州大学胸部疾患研究施設

S1-4 肺癌治療におけるBiological response mocbifierとしてのマクロライド薬の有用性の検討
○三笠 桂一、澤木 政好、坂本 正洋、喜多 英二、成田 亘啓
奈良県立医科大学第二内科細菌学

 

シンポジウム2 前立腺癌の化学療法と標的

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前立腺癌の化学療法と標的

S2-1 前立腺癌の化学療法とその問題点
○島崎 淳
千葉大学医学部泌尿器科

S2-2 微生物代謝産物からの前立腺癌治療薬の探索
○小宮山 寛機、林 正彦、Rho Mun-Chual、高松 智、大村 智
北里研究所

S2-3 ヒト前立腺がん細胞の分化誘導の試み
○武田 健、板保 智大、清水 貴壽
東京理科大学薬学部衛生化学教室

S2-44 抗がん剤のターゲットとしての間質細胞の可能性
○川田 学、石塚 雅章、竹内 富雄
(財)微生物化学研究会化学療法研究所

 

ワークショップ1 抗転移物質

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抗転移物質

W1-1 r-MMPsを標的とした蛍光マイクロプレートリーダー法による抗転移物質の検討
○秋澤 俊史1、松川 元美1、國松 明日香1、伊藤 道恭1、清木 元治2
1摂南大学薬学部薬品分析化学研究室、2東京大学医科学研究所

W1-2 マトリックスメタロプロテアーゼインヒビターCGS27023Aの抗転移作用
○内山 紀子、吉田 友恵、西山 広子、渡辺 徹、笠岡 達彦、岡田 美貴子、豊島 美菜子、中島 元夫(株)ノバルティスファーマ宝塚研究所研究部創薬グループ

W1-3 肝腫瘍抑制作用を有する新規合成化合物TAC-101の作用機序に関する検討
○村上 孝司1、済木 育夫1、山田 雄次2、杉本 芳一2、佐野 正樹2
1富山医科薬科大学和漢薬研究所病態生化学、2大鵬薬品工業株式会社第一がん研究所

W1-4 Thymidine phosphorylaseの血管新生と酵素活性阻害剤
○宮寺 和孝1、山田 雄次1、秋山 伸一2
1大鵬薬品工業株式会社第一がん研究所、2鹿児島大学医学部腫瘍研究施設

W1-5 Cytogeninによる血管新生抑制の作用機構
○熊谷 博行1、及川 勉2、縣 直樹3、吉岡 武男3、石塚 雅章1、竹内 富雄1
1(財)微生物化学研究会、2(財)東京都臨床医学総合研究所、3(株)メルシャン・中央研究所

W1-6 Gem-diamino 1-iminosugar系グリコシダーゼ阻害剤による癌転移抑制
○西村 吉雄、佐藤 尊彦、工藤 利秋、近藤 信一、竹内 富雄
(財)微生物化学研究会

W1-7 新規抗腫瘍性ヌクレオシド2'-DHACの分子設計
○松田 彰1、田中 基裕2、佐々木 琢磨2
1北海道大学薬学部、2金沢大学がん研究所

 

ワークショップ2 選択性に優れた生理活性物質

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選択性に優れた生理活性物質

W2-1 レプトマイシンはCRM1に直接結合し蛋白質核外輸送を阻害する
○吉田 稔、工藤 信明、堀之内 末治
東京大学大学院農学生命科学研究科

W2-2 形質転換細胞に対して選択的に作用する抗腫瘍物質Oximidine
○早川 洋一、新家 一男、瀬戸 治男
東京大学分子細胞生物学研究所

W2-3 Dolastatin 10新規誘導体TZT-1027の抗腫瘍作用の解析
○渡邉 一石1,2、見上 崇2、河野 通明1
1長崎大学薬学部細胞制御学教室、2帝国臓器製薬株式会社研究本部

W2-4 抗腫瘍性ヌクレオシド3'-ethynylcytidine(ECyd)、及び3'-ethynyluridine(EUrd)の作用機序の解析○菅田 浩司1、高取 聡1、堤 信二1、日高 宗明1、綿矢 有佑1、松田 彰2、佐々木 琢磨3、田中 基裕3、福島 正和4
1岡山大学薬学部、2北海道大学薬学部、3金沢大学がん研究所、4大鵬薬品・第二がん研

W2-5 新規レチノイド(9-cis tretinoin tocoferil)による急性前骨髄球性白血病細胞の選択的分化誘導
○槇島 誠、本間 良夫
埼玉県立がんセンター研究所化学療法部

W2-6 IL-6阻害物質、madindoline(MDLs)の作用について
○林 正彦、小宮山 寛機、Rho Mun-Chual、大村 智
北里研究所

 

セッション 1 アポトーシス、細胞骨格

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アポトーシス

O1-1 ポリコーム遺伝子群mel-18によるCaspase-3の活性制御を介したDeathシグナルに対する感受性のコントロール機構
○菅野 雅元1、井上 洋子1、菅野 理恵子1、神安 雅哉1、谷口 克2
1広島大学免疫学・寄生虫学教室、2千葉大学医学部・免疫

O1-2 ヒト膵癌細胞におけるアポトーシス耐性因子の解析
○梅澤 一夫1、政本 聡史1、清水 史郎1、山口 建2
1慶応義塾大学大学院理工学研究科、2国立がんセンター

O1-3 アポトーシス誘導剤サイトトリエニンとp36MBPキナーゼカスケード
○掛谷 秀昭1、矢守 隆夫2、鶴尾 隆2,3、長田 裕之1
1理化学研究所抗生物質研究室、2(財)癌研究会癌化学療法センター基礎研究部、3東京大学分子細胞生物学研究所

O1-4 p53を標的とした酪酸ナトリウムによる胃癌細胞へのアポトーシス誘導
○照井 健、加藤 淳二、瀧本 理修、村上 系、平山 敦、新津 洋司郎
札幌医科大学・医・四内

O1-5 トポイソメラーゼII阻害剤によるアポトーシス誘導過程におけるLynチロシンキナーゼの機能解析
○圓尾 明弘、南 康博
神戸大学医学部第一生化学

O1-6 Deoxycoformycinによる単球性白血病細胞に対するアポトーシスの選択的誘導
○山口 ゆり、本間 良夫
埼玉県立がんセンター研究所化学療法部

O1-7 微小管重合阻害剤Pironetinのapoptosis誘導作用
○近藤 昌夫1,2、臼井 健郎1、真弓 忠範2、長田 裕之1
1理化学研究所抗生物質研究室、2大阪大学薬学部

細胞骨格

O1-8 TZT-1027の微小管機能制御とアポトーシスに対する影響
○夏目 紹隆1、小林 基博1、渡辺 順一1、塚越 茂2
1薬理研究部帝国臓器製薬株式会社、2癌研・癌化学療法センター

O1-9 微小管重合阻害剤Tryprostatin、Cyclotryprostatinの分子機構
○臼井 健郎、近藤 昌夫、長田 裕之
理化学研究所抗生物質研究室

 

セッション2 分化誘導、腫瘍免疫、遺伝子治療、ミサイル療法

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分化誘導

O2-1 白血病における分子標的としての分化阻害因子nm23
○角 純子、粕壁 隆、本間 良夫
埼玉県立がんセンター研究所化学療法部

O2-2 ヒト骨髄芽球性白血病細胞の顆粒球系への分化誘導時における細胞周期関連遺伝子の発現変化
○清水 貴壽、武田 健
東京理科大学薬学部衛生化学

腫瘍免疫

O2-3 CD2架橋刺激によるNK細胞活性化シグナル―SykおよびPI3-kinaseの活性化と顆粒放出能
○梅原 久範、堂前 尚親
大阪歯科大学内科

遺伝子治療

O2-4 増殖因子レセプターを標的とする""Fabイムノジーン""法による悪性黒色腫細胞への自殺型治療遺伝子の導入
○蒲生 忍1、大竹 雄一郎1,2、陳 嘉竝1、高柳 淳1、真島 行彦2、小口 芳久2、清水 信義1
1慶応大学医学部分子生物、2慶応義塾大学医学部眼科

O2-5 腫瘍特異的プロモーター制御下変異イオンチャンネル発現による新しい癌治療
○堀本 雅祥、伊藤 敏文、佐々木 裕
大阪大学医学部第一内科

O2-6 可溶性VEGF受容体発現アデノウィルスを用いた腫瘍血管新生阻害及び抗腫瘍効果 の検討
○高山 浩一1、上野 光2、中西 洋一1、原 信之1
1九州大学胸部疾患研究施設、2同循環器内科

ミサイル療法

O2-7 癌組織血管内皮細胞を標的としたミサイル療法の開発
○角田 慎一、堤 康央、真弓 忠範
大阪大学薬学部

 

セッション3 転写因子、DNA複製・修復、テロメラーゼ活性

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転写因子

O3-1 癌の「遺伝子調節化学療法」(転写調節を用いた癌の化学療法):通 常の遺伝子療法との比較、ならびに今後への展望と期待
○酒井 敏行
京都府立医科大学公衆衛生学教室

O3-2 Transcriptional co-activator p300/CBPの機能解析
○川崎 広明1-3、多比良 和誠2,3、横山 和尚1
1理化学研究所ライフサイエンス筑波センター、2筑波大・応生、3工技院・融合研

DNA複製・修復

O3-3 大腸癌由来細胞株におけるミスマッチ修復蛋白の発現とマイクロサテライト不安定性
○沖 英次1、徳永 えり子1、前原 喜彦1、杉町 圭蔵2
1九州大学附属病院腫瘍センター、2九州大学医学部 第二外科

O3-4 ヒトDna2DNAヘリカーゼDNA複製への関与
○釣本 敏樹
奈良先端科学技術大学院大学動物分子遺伝学講座

テロメラーゼ活性

O3-5 テロメラーゼ活性からみた薬剤耐性とその克服
○青儀 健二郎、金 隆史、村上 茂、峠 哲哉
広島大学原爆放射能医学研究所腫瘍外科

O3-6 alterperylenolによるtelomerase活性阻害
○富樫 謙一、掛谷 秀昭、森下 真行、長田 裕之
理化学研究所抗生物質研究所

 

セッション4 耐性・感受性因子

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耐性・感受性因

O4-1 シスプラチン耐性細胞で発現上昇している新規遺伝子の単離
○植田 和光、筧 善行
京都大学・農・応用生命科学、医・泌尿器科

O4-2 新規ABC輸送体(MLP-1、MLP-2)のcDNAクローニング、及び、臓器発現分布
○広橋 智子、伊藤 晃成、小川 浩太郎、鈴木 洋史、杉山 雄一
東京大学薬学部薬剤設計

O4-3 抗がん剤感受性を制御するヒトcMOAT遺伝子群の構造と機能
○和田 守正、内海 健、小野 真弓、桑野 信彦
九州大学医学部 生化学第一

O4-4 哺乳類発現系を用いたcMOATの機能解析
○秋田 英万、木之下 節夫、伊藤 晃成、鈴木 洋史、杉山 雄一
東京大学薬学部薬剤設計

O4-5 ヒト多剤耐性MDR1遺伝子の発現誘導と転写因子MDR-NF1/YB-1活性化の分子機序
○内海 健1、大賀 丈史1、河野 公俊2、桑野 信彦1
1九州大学医学部 第1生化学、2産業医科大学 分子生物

O4-6 子宮頸癌の17番短腕(17p)における染色体異常と病期、放射線治療による抗腫瘍効果
○播磨 洋子、田中 敬正
関西医科大学放射線科

O4-7 正常細胞による分子標的としての抗癌剤耐性因子の評価
○山本 亘1、花岡 奉憲1、朴 智善1、岡本 亮1、鈴木 克之1、西山 正彦1、栗原 稔2
1広島大学原爆放射能医学研究所分子情報研究、2昭和大学附属豊州病院消化器科

O4-8 消化器癌本態性耐性関与因子とその分子標的化学療法
○花岡 奉憲1、頼島 敬2、峠 哲哉2、桐原 昌義1、山本 亘1、西山 正彦1
1広島大学原爆放射能医学研究所分子情報研究、2同・腫瘍外科

O4-9 ヒト培養がん細胞パネルの抗がん剤分子標的推定への応用
○矢守 隆夫1、相羽 惠介2、鶴尾 隆1,2
1(財)癌研究会癌化学療法センター、2東京大学分子細胞生物学研究所

O4-10 薬剤耐性因子GST-pにより活性化される新しいアルキル化剤の開発
○高山 哲治1、大井 雅夫1、宮西 浩嗣1、新津 洋司郎1、信岡 純1、LM Kauvar2
1札幌医科大学・医・四内、2米国テラピン・テクノロジー社

セッション5 癌遺伝子産物、シグナル伝達系、細胞周期

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癌遺伝子産物

O5-1 ヒトがん細胞株の腫瘍性に伴う糖輸送タンパク質の発現と機能変化
○北川 隆之、岩崎 綾乃
国立感染症研究所細胞科学部

O5-2 p73遺伝子の神経芽細胞腫における変異解析
○中川原 章、一宮 慎吾、二村 好憲、影山 肇、尾崎 俊文、高田 尚幸、砂原 正男、宍倉 朋胤、崎山 樹
千葉県がんセンター生化学研究部

O5-3 la-docosahexaenoyl mitomycin Cによるprotein tyrosine kinase阻害
○鹿野 真弓、深澤 秀輔、上原 至雅、水野 左敏
国立感染症研究所生物活性物質部

シグナル伝達系

O5-4 USC1006/radicicolはHSP90に結合しHSP90結合性癌(原)遺伝子産物を不安定化する
○秋永 士朗1、曽我 史朗2、Theodor Schulte2、Williams Sullivan3、David Toft3、Len Neckers2、玉沖 達也1
1協和発酵医薬総合研究所、2National Cancer Institute、3Mayo Clinic

O5-5 ヒト胃癌細胞のEGF receptorに及ぼすthiazinotrienomycin Bの作用
○土屋 香誉子1、上原 至雅2
1昭和薬科大学生化学教室、2国立感染症研究所

O5-6 p53を標的とした放射線・温熱治療の基礎的研究
○大西 武雄
奈良県立医科大学生物

細胞周期

O5-7 UCN-01とMitomycin Cとの相乗的併用効果発現におけるp53機能およびS/G2 abrogation作用の寄与について
○杉山 和代、秋山 忠和、玉沖 達也、清水 牧子、秋永 士朗
協和発酵医薬総合研究所

O5-8 プロテアソーム阻害剤によるヒト臍帯静脈内皮細胞のG1期停止作用と選択的増殖抑制
○久米田 慎一郎、梅澤 一夫、出口 敦子
慶応義塾大学理工学研究科

O5-9 抗腫瘍抗生物質アンギノマイシンBによるCDK2活性化阻害機構におけるcdc25の関与
○土屋 綾子1、井本 正哉1、梅沢 一夫1、瀬戸 治男2、早川 洋一2、秋山 徹2
1慶応義塾大学理工学研究科、2東京大学分子細胞生物学研究所

O5-10 M期細胞標的抗がん剤に対する感受性とその要因としてのM期チェックポイント
○石田 良司、西田 敬子、瀬戸 加大
愛知県がんセンター化学療法部

 

ポスターセッション   発表演題の項目一覧に戻る

耐性・感受性因子

P-1 タキサスピンC誘導体の合成とP-糖蛋白質機能阻害活性
○酒向 孫市
岐阜薬科大学薬品化学教室

P-2 タキサン骨格をもつ多剤耐性克服薬の探索と開発
○繁森 英幸1、内藤 幹彦2、鶴尾 隆2、小林 淳一1
1北海道大学薬学部、2東京大学分子細胞生物学研究所

P-3 海洋生物由来のがん多剤耐性克服物質の探索
○小林 資正1、青木 俊二1、宮本 靖久1、樋口 浩一1、秋山 伸一2、陳 哲生2
1大阪大学薬学部、2鹿児島大学医学部

シグナル伝達系

P-4 MAPキナーゼ/AP-1を分子標的としたsignal transduction therapyの開発
○織本 健司、樋野 興夫
(財)癌研究会実験病理部

P-5 Protein tyrosine kinase阻害剤TX-1123とその誘導体のミトコンドリア呼吸活性
○石橋 賢樹1、Mohamad Saharuddin 1、葛西 宗江1、永沢 秀子1、堀 均1、上原 至雅2
1徳島大学生物工学科生物工学科、2国立感染症研究所

細胞周期

P-6 蛋白質核移行によるストレス応答と細胞周期の制御
○工藤 信明、田岡 洋、吉田 稔、堀之内 末治
東京大学大学院農学生命科学研究科

P-7 新しいヒストン脱アセチル化酵素阻害剤Oxamflatin
○金 永培1、杉田 憲治2、堀之内 末治1、吉田 稔1
1東京大学大学院農学生命科学研究科、2(株)塩野義製薬中央研究所創薬第2研究所

 

転写因子

P-8 発癌遺伝子c-mycの転写制御因子MAZのリン酸化とDNA結合能
○筒井 初美、横山 和尚
理化学研究所

転移・浸潤

P-9 新規合成ステロイドFMPAによる血管新生阻害作用と抗腫瘍作用
○及川 勉
(財)東京都臨床医学総合研究所化学療法研究部門

P-10 v-src遺伝子導入ヒト胆嚢癌細胞の浸潤能と造腫瘍能におけるRac機能の解析
○土屋 丹二1、中野 修治1、上野 光2、二保 喜之1
1九州大学第一内科九州大学医学部・第一内科、2九州大学・循内

 

その他

P-11 細胞内チオールによる活性化機序を有する新規DC107誘導体
○芦沢 忠1、植田 和光2、秋永 士朗1、玉沖 達也1
1協和発酵医薬研究所、2京都大学農学部応用生命科学

 

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