会長 桑 野 信 彦
九州大学大学院医学系研究科
分子常態医学専攻生化学講座医化学分野
第3回がん分子標的治療研究会総会は、1999年6月3~4日、福岡市、アクロス福岡にて開催いたしました。2つのシンポジウムと2つのワークショップ、一般 口演として7つのセッション、ならびに2つのポスターセッションが行われました。総演題数が、124題(内ポスター37題)、参加会員数は約300名でありました。御参加頂いた皆様による積極的な御討論で実り多い研究会になりましたこと、深く感謝申し上げております。 オランダ癌研究所所長の P. Borst博士の"Mechanisms of multidrug resistance in cancer cells"ではP-糖蛋白質をはじめとしたABCトランスポーターを耐性克服の分子標的とする発表であり、多大の注目を受けました。本研究会では、細胞、また個体レベルでの薬物やDNA障害に対する防御機転を把握しながら副作用などの分子的背景を明らかにすることにより、診断や治療や予防へ応用していこうとする研究発表が特徴的でありました。さらに、“個々のがん細胞”の増殖のみならず血管新生や浸潤などが関与する“腫瘍”の増大や転移を制御する機構から新しい分子標的を見い出して、創薬やがん治療の展開へ寄与していく研究発表がもう一つの特徴であったと思います。 本研究会での発表を聞きながら、異なる分野の研究者が互いに共同でがんの生物学的特徴を把握することが、がん治療のみならず予防や診断への貢献につながり、有用で確かな分子標的の発見にも大切であると感じました。今後、各研究分野の垣根をこえたブリッジング研究を協調して進めることが独自性の高いがん治療を発展させる上でも益々重要になっていくことでありましょう。来年の上田龍三先生が会長をされる第4回がん分子標的治療研究会へ向けて皆様の新しい飛躍を祈念いたしております。 名古屋でお会いいたしましょう。
会期: 平成11年6月3日(木)9:00より 6月4日(金)18:00まで(予定)
会場: アクロス福岡 プログラム:
第1日 6月3日(木)
8:00 受付開始
9:00~12:00 研究会午前の部
12:20~13:30 昼食・幹事会・総会
13:50~18:00 研究会午後の部
18:30~20:30 懇親会
第2日 6月4日(金)
9:00~12:20 研究会午前の部
12:30~13:20 昼食
13:30~14:00 ポスターセッション
14:00~17:30 研究会午後の部
17:30 終了
発表演題一覧
* シンポジウム 1 分子標的から創薬へ: 新抗がん剤開発のための方法論
* シンポジウム 2 薬剤感受性を制御する分子標的
* ワークショップ 1 血管新生と転移を制御する分子標的
* ワークショップ 2 ヒトゲノム保全システム破綻とがん治療への展望
* セッション 1 がん遺伝子・シグナル伝達
* セッション 2 アポトーシス
* セッション 3 テロメラーゼ・細胞周期・細胞骨格
* セッション 4 耐性・感受性因子
* セッション 5 遺伝子治療・分化誘導
* セッション 6 転移・浸潤
* セッション 7 血管新生
ヒトがん細胞パネルによる抗がん剤評価法とその応用
○ 矢守 隆夫1、鶴尾 隆2(1(財)癌研究会癌化学療法センター、2東京大学分子細胞生物学研究所)
poly HEMA 細胞培養法によるがん化シグナル抑制物質の探索
○ 上原 至雅(国立感染症研究所) P53カスケード ○ 酒井 敏行(京都府立医科大学)
G1期を標的とする新規抗がん剤
○ 吉松 賢太郎(エーザイ株式会社筑波探索研究所)
制癌に向けたMMP阻害薬の開発研究
○ 杉田 憲治(塩野義製薬株式会社中央研究所創薬第2研究所)
Molecular Based Drug Design法によるThymidine Phosphorylase
/ PD-ECGF阻害剤の創製とその制癌剤としての利用
○ 浅尾 哲次、福島 正和(大鵬薬品工業株式会社創薬センター)
DNAを標的とする機能性分子の設計と合成
○ 塩谷 光彦(東京大学)
アポトーシス誘導性抗癌剤の分子機構
○ 長田 裕之(理化学研究所)
チュブリン・細胞骨格と抗がん剤感受性
○ 西尾 和人、西條 長宏、中村 貴、福本 久郎、洪 泰浩、小泉 史明、鈴木 俊宏(国立がんセンター)
固形癌におけるトポイソメラーゼ標的抗癌剤の耐性とその克服
○ 冨田 章弘1、鶴尾 隆2(1東京大学分子細胞生物学研究所、2東京大学分子細胞生物学研究所)
GST-π発現制御によるがんの予防と治療
○ 新津 洋司郎、高山 哲治、信岡 純、中島 隆晴、佐々木 紀幸(札幌医科大学医学部第4内科)
5-FU感受性因子の分子生物学的検討?特にDPDとそのmRNAについて?
○ 久保田 哲朗、石川 洋一郎、大谷 吉秀、渡邊昌彦、北島 政樹(慶応義塾大学医学部外科学教室)
LRPの関与した多剤耐性とその克服
○ 秋山 伸一(鹿児島大学医学部)
異物の胆汁排泄、血液脳関門排泄におけるMRP family蛋白の役割
○ 杉山 雄一、鈴木 洋史(東京大学薬学部)
薬剤感受性を規定する転写因子YB-1の機能
○ 河野 公俊(産業医科大学)
Transdominant mutant ets-1による血管新生の制御
○ 中野 徹1,2、田中 克宏1、安部まゆみ1、標葉 隆三郎2、里見 進2、佐藤 靖史1(1東北大学加齢医学研究所、2東北大学第二外科)
可溶型VEGF受容体の筋肉内遺伝子発現による腫瘍血管新生抑制と腫瘍退縮
○ 上野 光2、高山 浩一1、中西 洋一1、原 信之(1九州大学呼吸器科、2九州大学循環器内科)
Flk-1/KDR receptor tyrosine kinase阻害剤、TSU-16(SU5416)の基礎と臨床
○ 馬崎 雄二1、米倉 和比古1、山田 雄次1、Laura K Shawer1、Gerald McMahou1、Peter Langecker1(1大鵬薬品工業株式会社創薬センター第一がん研究所、2Sugen
Inc.)
抗VEGFレセプター抗体による血管新生阻害
○ 設楽 研也1、佐藤 靖史2、渋谷 正史3(1協和発酵工業株式会社東京研究所、2東北大学加齢医学研究所、3東京大学医科学研究所)
ヒト乳癌組織における血管撰生とサイトカインバランス
○ 戸井 雅和、上野 貴之、佐治 久、木村 幸男、黒井 克昌(東京都立駒込病院外科)
Non-cytotoxic drugの臨床開発における問題点
○ 中川 和彦(近畿大学医学部第4内科)
ミスマッチ修復異常と発癌
○ 池島 三与子、中島 英逸、渡辺 淳、折茂 英生、島田 隆(日本医科大学第二生化学)
非家族性大腸癌におけるMicrosatellite Instability(MSI?MSI陽性例における癌関連遺伝子の検索およびMSI検索の臨床的有用性
○ 小西 文雄、柴藤 和久、古川 泰司、増渕 茂彦(自治医科大学)
癌細胞におけるミスマッチ修復系遺伝子の変異
○ 清水 憲二(岡山大学医学部病態遺伝子)
高感度マイクロサテライト不安定性解析システムの確立とその臨床応用
○ 前原 喜彦、沖 英次、徳永 えり子、杉町 圭蔵(九州大学医学部附属病院腫瘍センター)
MTH1遺伝子欠損マウスの樹立と発がん感受性
○ 續 輝久(九州大学医学部放射線基礎医学)
遺伝子再編成とMDR1遺伝子発現亢進
○ 和田 守正、原田 大志、桑野 信彦(九州大学医学部生化学1)
染色体安定性及びシスプラチン感受性における相同DNA組換え機構の役割
○ 高田 穣1、武田 俊一2(1京都大学医学部分子アレルギー、2京都大学医学部放射線遺伝学)
DNA組換え修復遺伝子Rad51の抑制によるがん細胞の増殖阻害と放射線治療の改善
○ 森田 隆(大阪市立大学医学部老年医学研究部遺伝子制御)
癌遺伝子導入ヒト細胞の浸潤能おける低分子GTP結合蛋白Rac/Rho機能の解析
○ 中野 修治1、土屋 丹二1、上野 光2、中村 穣1、仁保 喜之1(1九州大学医学部第一内科、2九州大学医学部循環器内科)
MAPキナーゼ系の特異的遮断はある種のヒト癌細胞にアポトーシスを誘導する
○ 星野 理香、渡邉 一石、河野 通明(長崎大学薬学部細胞制御学教室)
p53は放射線癌治療の先行指標となり得る
○ 大西 武雄(奈良県立医科大学)
癌と正常組織におけるp73の発現とp53遺伝子変異との相関性に関する解析
○ 宍倉 朋胤(千葉県がんセンター研究局)
cDNAマクロアレイによる抗がん剤の遺伝子制御の解析
○ 中村 貴、鈴木 俊宏、小泉 史明、宮澤 文彦、西條 長宏、福本 久郎、洪 泰浩、臼田 実男、西尾 和人(国立がんセンター薬効試験部)
制癌剤分子標的としてのHSP90の重要性?Radicicol誘導体の抗癌活性?
○ 水上 民夫1、曽我 志郎1、塩津 行正1、生稲洋二1、我妻 勉1、玉沖 達1、村形 力1、杉本 整治2、秋永 士朗1(1協和発酵工業株式会社医薬総合研究所、2協和発酵工業株式会社東京研究所)
細胞接着阻害物質Cytostatinによるセリン/スレオニンフォスターゼ(PP2A)の特異的阻害
○ 川田 学、雨宮 昌秀、石塚 雅章、竹内 富雄((財)微生物化学研究会化学療法研究所)
抗癌剤によるアポトーシスの解析と誘導遺伝子導入による癌化学療法への応用
○ 金 隆史、青儀 健二郎、峠 哲哉(広島大学原爆放射能医学研究所腫瘍外科)
inostamycinで誘導されるアポトーシスにおけるProtein Kinase Cの抑制機構の解析
○ 川谷 誠、清水 史郎、梅澤 一夫、井本 正哉(慶応義塾大学大学院理工学研究科)
Nitrosporemycin A&B の抗腫瘍効果について
○ 深海 明子、林 正彦、小宮山 寛機、大村 智(北里研究所)
制がん性ハイブリッド型リポソームのアポトーシス誘導
○ 松本 陽子、上岡 龍一、土屋 誠、山本 めぐみ、加藤 俊博(熊本工業大学大学院)
抗腫瘍性ヌクレオシド、3'-ethynylcytidine(ECyd)、及び3'-ethynyluridine(EUrd)の作用機序の解析
○ 武中 輝世子1、菅田 浩司1、高取 聡1、松田彰2、佐々木 琢磨3、 田中 基裕3、横川 達史1、綿矢 有佑、福島 正和4(1岡山大学薬学部、2北海道大学薬学部、3金沢大学がん研究所、4大鵬薬品工業株式会社創薬センター第二がん研究所)
抗癌剤の誘導するアポトーシスにおけるMST/Krs蛋白質の活性化
○ 掛谷 秀昭、小野瀬 利恵、長田 裕之(理化学研究所)
微小管作用薬で誘導されるアポトーシスにおけるBel-2の役割
○ 清水 史郎、長田 裕之(理化学研究所)
テロメラーゼ活性阻害剤:イソチアゾロン誘導体による阻害機構
○ 吉田 松年(名古屋大学医学部)
トポイソメラーゼIIの活性阻害部位についての新知見
○ 加藤 誠之、金丸 龍之介(東北大学加齢医学研究所癌化学療法分野)
Pyrazolo[1,5-a]indole誘導体によるDNAトポイソメラーゼIおよびIIの阻害機構と細胞毒性
○ 梅村 賢1、水島 友子2、片山 肇3、安藤 俊夫1、石田 潤1、矢守 隆?4(1創価大学工学部、2実験動物中央研究所、3新潟薬科大学、4(財)癌研究会癌化学療法センター基礎研究部)
硫酸化多糖によるDNAトポイソメラーゼIおよびIIの阻害と細胞毒性
○ 安藤 俊夫1、梅村 賢1、矢守 隆夫2、吉野 明子1(1創価大学工学部、2(財)癌研究会癌化学療法センター基礎研究部)
選択的抗腫瘍物質Oximidine Iの作用解析
○ 早川 洋一、金 鎭羽、新家 一男、瀬戸 治男(東京大学分子細胞生物学研究所)
ヒドロキサム酸含有環状ペプチド(CHAP)構造を有するヒストンデアセチラーゼ阻害剤の癌化学療法剤としての可能性
○ 小松 靖彦1、古米 亮平3、西野 憲和2、吉田稔3(1(株)ジャパンエナジー医薬・バイオ研究所、2九州工業大学工学部、3東京大学大学院農学生命科学研究科)
TZT-1027の細胞死誘導機構における新規特性: 安定化微小管及びBcl-2ファミリー分子に及ぼす影響を中心として
○ 渡邉 一石、野田 晋司、星野 理香、河野 通明(長崎大学薬学部細胞制御学)
細胞骨格の形成と細胞接着を促進する新規膜裏打ちタンパク質ビネキシン
○ 木岡 紀幸、植田 和光、天知 輝夫(京都大学農学部応用生命科学)
微小管重合阻害剤Pironetin、Tryprostatin Aの阻害機構
○ 臼井 健郎、近藤 昌夫、長田 裕之(理化学研究所)
抗癌剤排出ポンプP糖タンパク質の作用機構の解明
○ 植田 和光、木岡 紀幸、天知 輝夫(京都大学農学部応用生命科学)
ヒトMRP5及びマウスmrp5の構造推定
○ 鈴木 俊宏1,4、佐々木 博己2、安居院 美香1,4、中村 貴1、福本 久郎1、 洪 泰浩1、小泉 史明1、田辺 信三3、西條 長宏1、西尾 和人1(1国立がんセンター薬効試験部、2国立がんセンター分子腫瘍学部、3国立がんセンター中央病院、4明治薬科大学分析化学)
哺乳類発現系を用いたラットMRP3の機能解析
○ 広橋 智子、鈴木 洋史、杉山 雄一(東京大学薬学部)
成人T細胞白血病の薬剤耐性因子の解析
○ 岡 三喜男、河野 茂(長崎大学医学部付属病院第二内科)
ヒト膠芽腫に対して有効な抗癌剤と化学療法の効果増強のための標的因子
○ 岡村 達憲1、栗栖 薫1、山本 亘2、西山 正彦2(1広島大学医学部脳神経外科学、2広島大学原爆放射能医学研究所分子情報)
染色体不分離のG1期チェックポイントによる監視
○ 石田 良司、西田 敬子、瀬戸 加大(愛知県がんセンター研究所化学療法部)
大腸癌細胞におけるMn-SOD発現抑制による抗癌剤および放射線の感受性増強の試み
○ 國仲 慎治、藤 也寸志(国立病院九州がんセンター臨床研究部)
細胞集塊形成時に特異的に発現したアルキル化剤耐性に関連する遺伝子の単離と解析
○ 園田 隆徳、小林 裕明、嘉村 敏治(九州大学医学部産婦人科)
WS-Fli1融合遺伝子の発現阻害によるEwing肉腫細胞の増殖抑制
○ 田仲 和宏、播广谷 勝三、松本 嘉寛、岩本 幸英(九州大学医学部整形外科)
全身投与による嫌気性菌の腫瘍特異的局在化の検討
○ 矢澤 和虎1、藤森 実1、天野 純1、家納 康正3、谷口 俊一郎2(1信州大学医学部第二外科、2信州大学医学部加齢適応研究センター、3京都薬科大学生命薬学研)
野生型p53の導入による化学療法感受性の増強?アデノウィルスベクターを用いた検討?
○ 尾崎 真一1、中西 洋一1、高山 浩一1、上野 光2、原 信之1(1九州大学胸部疾患研究施設、2九州大学心臓血管研究施設)
IFN-g transgenic miceとTsc2 gene knockout mice交配による腎癌発生の抑制
○ 樋野 興夫1、小林 敏之1、三谷 弘明1、阿部雅則1、山村 研一2(1(財)癌研究会癌研究所、2熊本大学)
IL-6遺伝子導入とbcl-2遺伝子導入による相乗的抗腫瘍効果
○ 岡田 全司1、岩崎 輝夫2、山中 秀樹2、大倉 英司2、松村 晃秀1,2(1国立療養所近畿中央病院臨床研究部、2国立療養所近畿中央病院外科)
非環式レチノイドの分化誘導・slow apoptosis惹起による肝発癌抑制作用
○ 白鳥 義宗、西脇 理英、武藤 泰敏、四童子 好広、森脇 久隆(岐阜大学医学部第一内科)
低分化型ヒト前立腺がん細胞TSU-Pr1のスタウロスポリンによる神経様細胞への分化誘導
○ 高橋 信泰、武田 健、清水 貴壽(東京理科大学薬学部衛生化学教室)
Transforming growth factor bとdexamethasoneまたは1a ,25-dihydroxy-vitamin
D3 併用による単球性白血病細胞の分化・アポトーシス誘導とCD14発現
○ 粕壁 隆、角 純子、山口 ゆり、本間 良夫(埼玉県立がんセンター研究所化学療法部)
植物再分化活性を持つAdenine誘導体による白血病細胞の分化誘導
○ 本間 良夫、新津 望、粕壁 隆、角 純子、山口 ゆり(埼玉県立がんセンター研究所化学療法部)
扁平上皮癌細胞のNF-kB発現とその抑制の試み
○ 池辺 哲郎、別府 真広、中山 秀樹、白砂 兼光(九州大学歯学部)
conophyllineによるTNF-a / NF-kB系抑制の機構
○ 合田 仁1、梅澤 一夫1、井上 純一郎2(1慶応義塾大学大学院理工学研究科、2東京大学医科学研究所)
NFkBを標的としたアンチオキシダントによる骨肉腫細胞株の基底膜浸潤抑制
○ 播广谷 勝三、田仲 和宏、松本 嘉寛、岩本 幸英(九州大学医学部整形外科)
g-MT1-MMPとg-MMP-7に特異的阻害活性を示すポリフェノール類
○ 秋澤 俊史1、松川 元美1、清水 元治2(1摂南大学薬学部薬品分析化学研究室、2東京大学医科学研究所)
IL-8による骨転移抑制
○ 井口 東郎1、小野 眞弓2、松島 綱治3、桑野信彦2(1国立病院九州がんセンター臨床研究部、2九州大学医学部生化学1、3東京大学医学部衛生学)
基底膜蛋白ラミニンにおける細胞接着・転移促進活性部位の同定
○ 倉富 勇一郎1、小宮山 荘太郎1、野水 基義2、山田 吉彦2(1九州大学医学部耳鼻咽喉科、2米国国立保健衛生研究所 (NIH))
子宮内膜癌浸潤機構とE-カドヘリン分子機構との関わり
○ 宮本 新吾、斉藤 俊章(国立病院九州がんセンター婦人科)
子宮頸癌の再発に関与する6p21.2の遺伝子異常
○ 播磨 洋子、岡 淳寿、田中 敬正(関西医科大学放射線科)
Tsc2 mutant(Eker rat)におけるAngiogenesisの検討
○ 本田 聡、樋野 興夫((財)癌研究会癌研究所実験病理部)
眼内血管新生におけるVEGFと転写因子Hypoxia Inducible Factor-1(HIF-1)の発現
○ 尾崎 弘明(福岡大学医学部眼科)
VEGF受容体KDR遺伝子の発現制御因子
○ 畑 快右、石橋 達郎(九州大学医学部眼科)
転写因子SP-1のdecoyによる血管新生抑制の検討 ?TNF-aで誘導される癌細胞のVEGF産生の制御?
○ 石橋 浩晃、白砂 兼光、中川 和憲、Castellanous EJ、鬼丸 満穂、居石 克夫(九州大学歯学部)
抗MIF(Macrophage Migration Inhibitory Factor)抗体による血管新生阻害と抗腫瘍効果
○ 小川 秀彰1、西平 順2、伊藤 裕二1、近藤 正男1、高橋 典彦1、大島 隆宏1、藤堂 省1(1北海道大学医学部第一外科、2北海道大学中央研究部)
合成レチノイドTAC-101による血管新生阻害作用の解析
○ 及川 勉1、村上 孝司1、山田 雄次1(1(財)東京都臨床医学総合研究所化学療法、2大鵬薬品工業株式会社創薬センター第一がん研)
Staurosporine-thiocarbonylimidazole誘導体の血管新生阻害作用とその抗腫瘍効果
○ 林 正彦、深海 明子、小宮山 寛機、大村 智(北里研究所基礎研究所)
炎症性筋炎に関連する新規自己抗原の解析
○ 杉浦 芳樹1、坂野 章吾1、佐藤 滋樹1、上田龍三1、小幡 裕一2(1名古屋市立大学医学部第二内科、2愛知県がんセンター研究所免疫学部)
高分子制癌剤の腫瘍ターゲティングとERP効果に関与する諸因子とその作用メカニズム
○ 前田 浩1、呉 軍1、田中 真一郎1、奥山 彬2、澤 智宏1、赤池 孝章1(1熊本大学医学部微生物学教室、2萬有製薬つくば研究所)