会長 西 條 長 宏
国立がんセンター中央病院 内科
第5回がん分子標的治療研究会総会は平成13年6月21日、22日の2日間、東京全共連ビルで行われました。約400名の出席者が熱気あふれる発表と討論を行い分子標的治療が如何に注目されているかが伺える2日間でした。分子標的治療は既に臨床評価され、その結果まで得られるようになってきました。基礎研究者にとっても自分の研究プロジェクトの方向性とスピードが極めて重要であることを身をもって体験せざるをえない時代になってきたと思います。
今回の総会では2つのシンポジウムを企画致しました。「Cytotoxic target-based therapy」のシンポジウム1(司会 鶴尾隆、桑野信彦)では会長の考え方である“腫瘍縮小なければ延命・根治は得られない”を前面に押し出し直接抗腫瘍効果を有する化合物の開発の重要性を討論していただきました。「ポストゲノムの新展開」のシンポジウム2(司会 有吉寛、岡部尚文)ではゲノム研究を如何に創薬に活かすかの討論を行っていただきました。また、ワークショップTranslational study(司会 新津洋司郎、福岡正博)では分子標的治療薬の開発の過程で必須となるtranslational studyの重要性とわが国の現状についての発表が行われました。シンポジウム・ワークショップを通じ感じた事は、この分野におけるわが国の研究者層が実に薄いという点でした。今後この分野の研究をサポートし伸ばす必要があると痛感致しました。
今回は色々な事情からランチョンセミナー2題を渋谷正史先生と多比良和誠先生にお願いしましたが、2日とも好評で多数の参加者の出席を得ることができました。特別講演(司会
上田龍三)はアストラゼネカ社のメディカルプレジデントのGeorge G.P. Blackledge博士にお願いしました。ご多忙なスケジュールの中、up-to-dateな発表で基礎から臨床への戦略が良く理解できたと思います。
一般演題についても短時間の発表にも拘わらず全て要領よく、しかも質の高い発表が行われました。ポスター討論の時間の短かった事、また場所の狭かったことについては深くお詫び申しあげます。
会長はほとんど何の仕事もしませんでした。事務局長を務めていただいた西尾和人先生、がん分子標的治療研究会の事務局、シャローム印刷、学会の設営と運営を実際にスムーズに行っていただいた国立がんセンター薬効試験部西尾グループの先生方、国立がんセンター中央病院の皆様方、労務提供、ドリンクサービスなどにご協力いただいたメーカーの皆様方、学会サービスの方々のご支援に深謝させていただきます。
来年は新津洋司郎会長のもと札幌にて、また熱気のこもった第6回がん分子標的治療研究会が開催されますことを楽しみにしております。
特別講演
Targeting host and malignant signal transduction pathways - new approaches to the treatment of cancer
モデレーター
上田 龍三(名古屋市立大学医学部・第二内科)
Targeting host and malignant signal transduction pathways - new approaches
to the treatment of cancer
○Blackledge, George G.P.
Vice President, Medical Director of Oncology, AstraZeneca Pharmaceuticals
ワークショップ
Translational study
モデレーター
新津洋司郎(札幌医科大・第4内科)
福岡 正博(近畿大・医・第4内科)
Farnesyl Transferase Inhibitor (FTI) R115777の臨床第1相試験
○中川 和彦1、山本 信之1、西尾 和人2、小泉 史明2、大橋 靖雄3、伊藤 博夫4、福岡 正博1
1近畿大学 医学部 第4内科、2国立がんセンター研究所 薬効試験部、3東京大学 医学部生物統計学、4ヤンセン協和株式会社
急性白血病におけるFLT3変異型レセプターチロシンキナーゼに対するシグナル分子標的治療のための基礎的研究
○唐渡 雅行1、早川 文彦1、岡本 充功1、直江知樹2、上田 龍三3、斎藤 英彦1
1名古屋大学 医学部 第一内科、2名古屋大学付属病院 難治感染、3名古屋市立大学 医学部 第二内科
p53を標的とするヒストン脱アセチル化酵素阻害剤によるアポトーシス誘導療法
○照井 健、村上 系、村上 研、高田 弘一、加藤 淳二、新津 洋司郎
札幌医科大学 医学部 第四内科
タキサン化合物におけるPharmacogeneticアプローチ
○西尾 和人1、清水 美貴子1、西尾 誠人3、山本 昇2、田村 友秀2、草場 仁志1,2、洪 泰浩1、小泉 史明1、中川 健3、秋山 佳子1,2、芥川 茂1、西條 長宏1
1国立がんセンター研究所、2国立がんセンター病院、3癌研病院
シンポジウム1
Cytotoxic Target Based Therapy
モデレーター
鶴尾 隆(東京大学分子細胞生物学研究所)
桑野 信彦(九州大学大学院医学系研究科 分子常態医学専攻生化学講座)
チロシンキナーゼ阻害剤の臨床応用
○田村 友秀
国立がんセンター病院・内科
トポイソメラーゼ阻害剤(インドロカルバゾール系)の耐性遺伝子のDNAチップによる解析
○小谷 秀仁
万有製薬 つくば研究所
ピロール-イミダゾールポリアミドによるDNA塩基配列特異的なアルキル化と抗がん活性
○飯田 博一1、板東 俊和1,2、成田 暁彦3、斉藤 孝4、川上 雅子4、齋藤 烈2,5、杉山 弘1
1東京医科歯科大学 生体材料工学研究所、2科学技術振興事業団、3東京理科大学 基礎工学部 生物工学科、4東京理科大学理工学部工業化学科、5京都大学大学院工学研究科シンポジウム2 ポストゲノムの新展開
モデレーター
有吉 寛(県立愛知病院)
岡部 尚文(日本ロシュ(株))
DNAマイクロアレー解析に基づく新規標的分子の探索
○中村 祐輔
東京大学医科学研究所
薬理ゲノミクス(Pharmacogenomics):ゲノム情報と薬剤応答性
○辻本 豪三
国立小児医療研究センター・分子細胞薬理部
Transcriptional Profiling of Sulfonamide Antitumor Agents with Oligonucleotide
Microarrays
○大和 隆志1、横井 晃1、黒光 淳郎1、河合 隆利1、杉 直子2、吉松 賢太郎2、長洲 毅志1
1エーザイ株式会社 シーズ研究所、2エーザイ株式会社 創薬第二研究所セッション
1 シグナル伝達・癌遺伝子産物
モデレーター
上原 至雅(国立感染症研究所)
吉田 稔(東京大学大学院農学生命科学研究科)
E2F1-decoyによるEwing肉腫の増殖抑制
○松延 知哉1、田仲 和宏1、松田 秀一1、松本 嘉寛1、中谷 文彦1、崎村 陸1、岩本 幸英1
1九州大学医学部整形外科
増殖因子によるMAPキナーゼ活性化の足場依存的制御へのビネキシンの関与
○木岡 紀幸1、植田 和光1、天知 輝夫1
1京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻
PI3キナーゼ/Akt系の特異的遮断が癌化学療法剤の効果に及ぼす影響
○細川 禎久1、星野 理香1、谷村 進1、渡邊 一石1、河野 通明1
1長崎大学・薬学部・細胞制御学
HSP90シャペロンコンプレックスを標的とした温熱感受性修飾に関する基礎的検討
○秋元 哲夫1、野中 哲生1、石川 仁1、桜井 英幸1、村松 博之1、三橋 紀夫1
1群馬大学医学部放射線医学教室
肺腺癌細胞(A549)におけるROCK阻害剤のシスプラチンの細胞障害活性の増強
○井岸 正1、三上 真顯1、櫃田 豊1、安田 和人1、松本 慎吾1、清水 英治1
1鳥取大学 医学部 第3内科
食道扁平上皮の癌細胞と正常細胞におけるEGF-STAT1シグナル伝達系の異なる役割
○加賀野井 純一1、渡辺 剛1、嶋田 裕1、永谷 史朗1、川部 篤1、今村 正之1、清野 透2
1京都大学大学院腫瘍外科、2愛知がんセンター
SrcチロシンキナーゼはBcl-2のリン酸化によるアポトーシスを介してタキソテールの感受性を高める
○中野 修治
九州大学 大学院 病態修復内科
セッション2 細胞周期・ホルモン・レセプター
モデレーター
曽根 三郎(徳島大学医学部第3内科)
秋永 士朗(協和発酵工業(株)医薬総合研究所)
アドリアマイシン処理によるcyclin B1発現低下の誘導
○旦 慎吾1、矢守 隆夫1
1癌研・癌化療セ
Ewing肉腫に対するヒストン脱アセチル化酵素阻害剤の効果
○崎村 陸1、田仲 和宏1、松田 秀一1、松本 嘉寛1、中谷 文彦1、松延 知哉1、岩本 幸英1
1九州大学医学部整形外科
Hygrolidinによる細胞周期S期進行の阻害
○川田 学1、石塚 雅章1、竹内 富雄1
1(財)微生物化学研究会 化学療法研究所
抗腫瘍活性物質ハーボキシジエンによるp27 RNAスプライシング異常
○吉田 達彦1、上田 奈緒子1、酒井 康2、吉田 哲朗2、水上 民夫2、吉田 稔1,3、堀之内 末治1
1東京大学大学院 農学生命科学研究科、2協和発酵工業、3科学技術振興事業団 CREST
HGF/NK4の分子内クリングルドメインによる血管新生阻害
○久場 敬司1、松本 邦夫1、富岡 大策1、田中 雅夫2、中村 敏一1
1阪大院 医 バイオ腫瘍生化学、2九大院 医 臨床腫瘍外科
ヒト非小細胞肺がんPC-9細胞における新規抗がん剤ZD1839(Iressa)のTNF-α誘導apoptosis増強機構
○大森 亨1、山岡 利光2、青 暢子1、足立 満2、西尾 和人3、西條 長宏3、黒木 登志夫1
1昭和大学 腫瘍分子生物学研究所、2昭和大学第一内科学教室、3国立がんセンター研究所 薬効試験部セッション
3 転写・DNA傷害、修復・テロメラーゼ・テロメア
モデレーター
河野 通明(長崎大学薬学部細胞制御学教室)
山下 順範(協和発酵工業(株)医薬総合研究所探索研究所)
DNAメチル化酵素Dnmt1遺伝子の転写活性化エレメントの解析
○岸川 昭太郎1,2、木村 博道2、塩田 邦郎2、横山 和尚1
1理研・筑波研、2東大院・農学生命
消化器癌細胞株におけるPPARγ活性化と増殖抑制との相関関係
○辻江 正徳1、中森 正二1、林 伸泰1、岡見 次郎1、永野 浩昭1、堂野 恵三1、梅下 浩司1、左近 賢人1、門田 守人1
1大阪大学 大学院 病態制御外科学
AP-1活性を抑制する新規転写因子JDP2と創薬開発
○横山 和尚1、川崎 広明2、金 春元1
1理化学研究所、バイオリソースセンター、2東京大学、大学院、工学研究科
食道癌におけるヒストン脱アセチル化酵素の発現とヒストンアセチル化に関する検討
○藤 也寸志
国立病院九州がんセンター 消化器外科
DNA helicase阻害物質heliquinomycinに関する研究
○千野 信1、真柴 洋子1、平塚 正治1、岡本 一也1、西川 清広1、花岡 文雄4、石塚 雅章3、竹内 富雄2
1日本化薬(株) 創薬本部、2(財)微生物化学研究会 微生物化学研究所、3(財)微生物化学研究会 化学療法研究所、4大阪大学 細胞生体工学研究所
hTERTプロモーターを用いた癌遺伝子治療用ベクターシステムの開発
○京 哲1、高倉 正博1、毎田 佳子1、谷田部 典之1、田中 政彰1、王 卓1、Fang Bingliang2、Gu Jian2、井上 正樹1
1金沢大学産婦人科、2MDアンダーソンキャンサーセンター
セッション4 感受性・耐性
モデレーター
秋山 伸一(鹿児島大学医学部附属腫瘍研究施設)
植田 和光(京都大学大学院農学研究科応用生命科学)
ABCAサブファミリータンパク質の構造と機能
○植田 和光1、木岡 紀幸1、天知 輝夫1
1京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻
放射線治療後の子宮頸癌の予後に関与する6p21.2 LOH、18q21.2 LOHとHPV
○播磨 洋子1、澤田 敏1、大西 武雄2
1関西医科大学 放射線科、2奈良県立医科大学生物
成人T細胞白血病におけるBCRPの発現と機能解析
○岡 三喜男1、塩沢 健1、中富 克己1、川畑 茂1、塚元 和弘1、早田 宏1、河野 茂1
1長崎大学医学部第二内科
cDNAマイクロアレイを用いた抗癌剤の感受性規定因子策定の試み
○田中 友隆1、関川 高志1、梶原 佳則2、栗栖 薫2、西山 正彦1
1広島大学 原爆放射能医学研究所 分子情報、2広島大学 医学部 脳神経外科
Agosterol A の photoaffinity ラベル体を用いた MRP1 に対するグルタチオン (GSH) 依存性標識
○青木 俊二1、任 暁琴2、古川 龍彦2、村上 啓寿1、秋山 伸一2、小林 資正1
1大阪大学大学院薬学研究科、2鹿児島大学医学部腫瘍研究施設
ヒト大腸癌の分化とABCトランスポーターMRP2遺伝子の発現
○内海 健1、和田 守正1、桑野 信彦1
1九州大学 院医 医化学
BCRPにおけるSN-38およびSN-38Gの輸送
○中富 克己1、吉川 恵美2、池上 洋二2、早坂 進也2、佐野 和美2、塩澤 健1、川畑 茂1、石川 智久3、田辺 信三2、岡 三喜男1、河野 茂1
1長崎大学 医学部 第二内科、2明治薬科大学 薬物体内動態学教室、3東京工業大学 大学院生命理工学研究科
細胞内pH制御因子(MCT4)の発現制御
○村上 忠誌1、石口 宏1、浦本 秀隆1、鳥越 貴行1、吉田 陽一郎1、伊勢 知子1、和泉 弘人1、野本 実1、河野 公俊1
1産業医科大学 医学部 分子生物学教室
プロテアソーム核蓄積のストレス誘導性抗がん剤耐性への関与
○冨田 章弘1、小木曽 泰成1、鶴尾 隆1,2
1東大・分生研、2癌研・癌化療セ
細胞内pH制御因子(V-ATPase)の発現制御
○鳥越 貴行1,2、石口 宏1、浦本 秀隆1、吉田 陽一郎1,2、村上 忠誌1、伊勢 知子1、和泉 弘人1、野本 実1、伊藤 英明2、河野 公俊1
1産業医科大学 医学部 分子生物学教室、2産業医科大学 医学部 第一外科学教室
セッション5 転移・サイトカイン・分化・腫瘍免疫
モデレーター
矢守 隆夫(財団法人癌研究会癌化学療法センター分子薬理部)
中川 和彦(近畿大学医学部第4内科)
Focal adhesion kinase(FAK) を標的とした破骨細胞前駆細胞の運動能抑制
○松本 嘉寛1、田仲 和宏1、中谷 文彦1、松延 知哉1、崎村 陸1、松田 秀一1、岩本 幸英1
1九州大学医学部整形外科
高転移性腫瘍細胞が持つ血管内皮細胞とのギャップ結合形成能:ギャップ結合阻害剤による転移抑制の可能性
○伊藤 彰彦1、野島 博2
1大阪大学 大学院 医学系研究科 病理学、2大阪大学 微生物病研究所 分子遺伝教室
サイトカイン阻害物質madindolineの生物活性と作用機序の検討
○小宮山 寛機1、林 正彦1、深海 明子1、大村 智1
1北里研究所
primary cultureにおける白血病細胞の植物生長調節因子cotylenin Aによる分化誘導
○本間 良夫1、山口 ゆり1、粕壁 隆1、角 純子1
1埼玉県立がんセンター研究所
ベスタチンによる急性前骨髄球性白血病NB4細胞のATRA感受性増強
○平野 毅男1、木崎 昌弘2、安部 史紀3、加藤 國基3、有我 亜紀子1、梅澤 一夫1
1慶應義塾大学 理工学部、2慶應義塾大学 医学部、3日本化薬株式会社
スタウロスポリンによるヒト前立腺がん細胞TSU-Pr1の神経様細胞への分化誘導過程におけるG1期停止機構
○立花 研1、高橋 信泰1、清水 貴壽1、武田 健1
1東京理科大学 薬学部 衛生化学研究室
ATRA、GM-CSF の相乗的な分化誘導に関与するGM-CSF の RARa発現誘導作用
○清水 貴壽1、武田 健1
1東京理科大学 薬学部 衛生化学教室
腺癌関連抗原MUC1を標的分子とした変異型SEA fusion diabodyによる胆管癌養子免疫療法の検討
○林 洋毅1、工藤 俊雄2
1東北大学医学部消化器外科、2東北大学加齢医学研究所医用細胞資源センター
セッション6 アポトーシス
モデレーター
内藤 幹彦(東京大学分子細胞生物学研究所)
井本 正哉(慶應義塾大学大学院理工学研究科応用化学科)
Hsp90によるAkt/PKBの活性維持機構
○藤田 直也1、鶴尾 隆1,2
1東京大学 分子細胞生物学研究所、2癌研究所 化療センター
新規効腫瘍性ヌクレオシド3'-Ethynylcytidine (ECyd, TAS-106)のヒト白血病細胞株K562におけるアポトーシス誘導とMAPKsへの作用
○江村 智博1、福島 正和1、松田 彰2、佐々木 琢磨3、Plunkett William4
1大鵬薬品工業(株)第二がん研究所、2北海道大学 薬学部、3金沢大学 がん研、4テキサス大 M.D.アンダーソン 癌センター
TopotecanによるPI(3)K-Akt 生存シグナル伝達の抑制を介したアポトーシス誘導
○中塩 文子1、藤田 直也2、鶴尾 隆2,3
1グラクソ・スミスクライン(株)、2東大・分生研・分子活性、3(財)癌研究会・癌化学療法センター
低酸素誘導アポトーシスにおけるHIF-1複合体の機能
○鈴木 裕之1,2、冨田 章弘2、鶴尾 隆1,2
1癌研・癌化学療法センター、2東京大学分子細胞生物学研究所
微小管作用薬誘導性アポトーシスにおけるリン酸化型Bcl-2の役割
○清水 史郎1、田村 結城1、長田 裕之1
1理研・抗生物質
膜貫通領域欠損型Bcl-2によるアポトーシス抑制効果
○田村 結城1,2、清水 史郎1、飯塚 哲太郎2、長田 裕之1
1理研・抗生物質、2法政大・工
Furanonaphthoquinone誘導体による肺腺癌細胞のアポトーシス誘導機構
○島村 英理子1、平井 圭一1、島田 ひろき1、小山 淳子2
1金沢医科大学 解剖学第1講座
2神戸薬科大学 分析化学
ユリ科植物由来サポニン類のアポトーシス誘導作用
○松永 公浩1、Candra Ellyawati1、藤原 博典1、三巻 祥浩2、指田 豊2、大泉 康1
1東北大学 大学院薬学研究科 分子生物薬学、2東京薬科大学 薬用植物学研究室
抗癌剤によるアポトーシス誘導における受容体依存性経路と非依存性経路の役割
○金 隆史1、田辺 和照1、井上 秀樹1、峠 哲哉1
1広島大学原医研腫瘍外科
アポトーシス誘導複合脂質膜の制がんメカニズム-臨床応用を目ざして-
○松本 陽子1、矢野 嘉宏1、山本 めぐみ1、上岡 龍一1
1崇城大学大学院応用化学専攻
p53を分子標的とした分子シャペロン癌治療の基礎的研究
○大西 武雄
奈良県立医科大学 生物学教室
セッション7 血管新生・細胞骨格・その他
モデレーター
浜田 淳一(北海道大学遺伝子病制御研究所癌関連遺伝子)
長田 裕之(理化学研究所)
TZT-1027 の腫瘍壊死誘導作用
○渡辺 順一1、夏目 紹隆1、藤尾 奈美1、小林 基博1
1帝国臓器製薬 薬理研究部
VEGF 産生腫瘍細胞に対する TZT-1027 の抗腫瘍効果の検討
○夏目 紹隆1、渡辺 順一1、藤尾 奈美1、白岩 雅文1、小林 基博1、洪 泰浩2、西條 長宏2、西尾 和人2
1帝国臓器製薬(株)、2国立がんセンター研究所 薬効試験部
腫瘍免疫増強と腫瘍血管新生阻害を意図したcytostatic drugs併用療法が膵癌肝転移巣に及ぼす抗腫瘍効果
○松本 岳1、戸井 雅和1、高橋 俊雄1
1東京都立 駒込病院 外科
可溶型血管新生因子受容体を用いた抗腫瘍血管新生療法
○上野 光
産業医科大学 医学部 病態医化学
神経芽腫サブセット間におけるdifferential screeningと予後関連因子の探索
○大平 美紀1、犬塚 博之1、諸橋 愛子1、町田 泰一1、宮崎 耕1、濱野 志穂1、中村 洋子1、鈴木 穣2、菅野 純夫2、隈 秀和3、野沢 巌3、中川原 章1
1千葉県がんセンター・生化学
2東大医科研・ゲノム解析セ
3久光製薬・中央研・新技開発
焼酎蒸留粕の特異的がん細胞増殖抑制効果
○上岡 龍一1、広瀬 茂1、松本 陽子1、家藤 治幸2
1崇城大学大学院応用化学専攻
2国税庁醸造研究所
悪性脳腫瘍症例のcDNA array法を用いた解析
○山中 龍也1、芥川 茂2、宇塚 岳夫1、高橋 英明1、田中 隆一1、西尾 和人2
1新潟大学 脳研究所 脳神経外科
2国立ガんセンター研究所 薬効試験部セッション
8 遺伝子治療
モデレーター
杉本 芳一(癌研・化学療法セ)
吉田 純(名大・院・医)
嫌気性菌を用いた固形癌の遺伝子治療の開発
○佐々木 貴之1、藤森 実1,3、中村 俊幸1、矢澤 和虎1、天野 純1、谷口 俊一郎2
1信州大学 医学部 第二外科、2信州大学加齢適応センター環境適応部門、3信州大学医学部附属病院遺伝子診療部
カルポニンプロモーターをもつ新規複製可能型HSV-1ベクターを用いた難治性-ヒト肉腫に対する標的遺伝子治療法の開発
○高橋 克仁1,2,3、橋尾 美穂1,2、野口 美香1,2、小阪田 正和1,2、淡田 修久1,2、荒木 信人1、宮武 伸一3、山村 倫子1,2
1大阪府立成人病センター、2大阪大学大学院薬学研究科、3科学技術振興事業団、4大阪医科大学
悪性グリオーマに対する遺伝子治療臨床研究
○水野 正明1、若林 俊彦2、吉田 純2
1名古屋大学大学院 遺伝子治療学分野、2名古屋大学大学院 脳神経外科学分野